プロペシアを毎日服用するにあたって、多くの人が疑問に思うのが「朝飲むのと夜飲むのと、どちらがより効果的なのか?」ということでしょう。インターネット上では、「成長ホルモンが分泌される夜が良い」「代謝が活発な朝が良い」など、様々な説が飛び交っていますが、医学的な結論から言うと、「朝と夜、どちらの服用でも効果に明確な差はない」とされています。プロペシアの効果において最も重要なのは、飲む時間帯そのものではなく、「24時間ごとに、体内の薬物濃度を安定させること」です。有効成分であるフィナステリドは、AGAの原因物質であるDHTの生成を抑制しますが、その効果を持続させるためには、血中濃度を一定の範囲内に保つ必要があります。そのため、朝8時に飲んだなら次の日も朝8時に、夜10時に飲んだなら次の日も夜10時に、というように、毎日同じ時間に服用することが、最も大切なのです。とはいえ、どちらかの時間帯を選ぶにあたって、それぞれのメリット・デメリットを考慮し、自分のライフスタイルに合った、最も「継続しやすい」時間を選ぶのが賢明です。例えば、「朝」に飲むメリットは、朝食後など、一日の始まりの習慣に組み込みやすく、飲み忘れが少ないという点が挙げられます。デメリットとしては、朝は忙しい時間帯であるため、うっかり飲み忘れてしまう可能性があることです。「夜」に飲むメリットは、一日の終わりにリラックスした状態で、時間に余裕を持って服用できる点です。また、一部で言われている「髪は夜寝ている間に成長するため、その時間帯に薬が効いている方が良い」という説(医学的根拠は限定的)を信じるなら、精神的な安心感にも繋がるかもしれません。デメリットは、仕事の付き合いでの飲酒や、疲れ果てて寝てしまうことによる飲み忘れのリスクが、朝よりも高くなる可能性がある点です。どちらの時間帯にも一長一短があります。大切なのは、神経質に「最適な時間」を探し求めることではありません。自分が最も忘れずに、ストレスなく、毎日コツコツと続けられる時間帯を「マイルール」として設定すること。それが、あなたにとっての「最適な服用タイミング」と言えるでしょう。